第十二回世界冬季都市市長会議

時間: 2008-08-12 05:34 情報源:
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 第十二回世界冬季都市市長会議は2006年1月15日に長春で開催され、14の国家と地区の30数都市市長が長春を訪問し会議に参加した。

 所謂「冬季都市」というのは積雪あるいは寒い気候の条件の下で建設された都市を指し、一年の積雪量最大値がほぼ20cm以上、一年で最も寒い月の平均気温0℃以下となる。ただしこの標準は大まかな数値であり、この数字に達しなくても、都市建設において冬季の課題が重要な負担となっている都市は世界の冬季都市市長の会議に参加できる。

 1981年、当時の日本札幌市市長板垣武四が北方都市市長協会を創立し、全世界に同じような気候と自然条件を持っている北方の都市が集まって、ともに関心を持っている都市の発展問題を討論した。1982年、第一回北方都市会議は札幌で開催され、この協会は二年毎に一回会議を開き、現在のところすでに11回会議が開催された。2004年に国際北方都市市長会議は世界冬季都市市長会議と改名した。

 2006年1月15日-18日挙行された第十二回世界冬季都市市長会議は、メインテーマを「冬季中の発展」と確定し、「冬季環境」と「冬季生活」二つの問題をサブテーマとした。「冬季環境」というテーマの下に、会議参加者は冬季エネルギー節約、冬季都市緑化および都市公共設施の冬季補修に関する問題を討論した。“冬季の生活“というテーマでは、おもに冬季食品貯蔵と運輸、鮮度保持と冬季人的資源の合理的配置などの問題を討論した。これらのテーマに関する深い研究討論を通じて、人々に冬季環境と冬季生活の問題が冬季都市発展にもたらす重大な影響を理解するのを助け、冬季都市の活力を奮い立たせ、冬季都市の持続可能な発展実現を促進した。