長春金賽(ジンサイ)製薬株式会社 企業プロフィール

時間: 2025-12-17 14:31 情報源: 長春市人民政府外事弁公室
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一、会社概要と業界地位

長春ジンサイ製薬株式会社(略称:ジンサイ製薬)は1997年に設立された、国有持株上場企業である長春ハイテク(株式コード:000661.SZ)の中核子会社です。本社を長春に置き、営業センターを上海に設けています。同社は中国を代表する生物製薬企業の一角として、組換えヒト成長ホルモン領域で圧倒的な主導的地位を占め、製品の市場シェアは7割を超える同細分化市場のリーダーです。2023年には営業収益110億元、純利益45億元を達成し、研究開発投資は年間売上高の約20%を安定的に維持しています。

 

二、技術プラットフォームとイノベーション布局

ジンサイ製薬は、大分子生物薬、小分子化学薬、低分子核酸、細胞・遺伝子治療など複数の技術プラットフォームを網羅する、完備した研究開発システムを構築しています。内分泌代謝領域と女性・小児健康領域を中核事業としつつ、腫瘍治療分野への重点布局を進める一方、関節リウマチ・免疫領域、皮膚領域、呼吸器領域などにも事業を展開しています。現在、80件以上の革新的医薬品開発パイプラインを擁し、多くのプロジェクトが「世界初」または「同種最優位」を目標として開発が進められています。

 

三、コア製品と研究開発成果

同社は成長ホルモンシリーズ製品による強固な基盤をもとに、近年、革新的な医薬品を相次いで市場に送り出しています。2024年には腫瘍サポート治療薬「メシア®(ナノクリスタル酢酸メゲストロール)」を導入し、癌性食欲不振・悪液質症候群の治療に貢献しています。2025年6月には、中国初のIL-1βモノクローナル抗体「注射用フシンチバイマブ(商品名:ジンベイシン)」の上市承認を取得し、急性痛風性関節炎の治療への適用が開始されます。現在、2品目の腫瘍薬が第III相臨床試験の最終段階にあり、近日中の上市申請が予定されているほか、約10本の開発パイプラインを通じて、複数の重大疾病領域に対応する製品群の上市が期待されています。

 

 編集:李孟群