22日、長春国際汽車城で一汽解放車軸ベースの開発及び重型交換用ブリッジ技術のアップグレードに関するプロジェクトが開始された。

解放ブランドの車軸は、ブランドの三大コアアッセンブリの一つを構成するものだ。そして、キーとなるトランスミッションやステアリング、駆動において重要な役割を果たしている。1台の車両で計算すると、車軸の価値は全体価値の1/10で、解放汽車のキーとなるコア競争力の存在するところである。今年の6月末現在で、一汽解放は1250万台の車軸を生産している。

一汽解放車軸ベースの開発及び重型交換用ブリッジ技術のアップグレードに関するプロジェクトの第一期は、総投資額が10億6800万元、面積が91,700㎡、建築面積が72,000 ㎡と計画されており、2022年6月30日に工場の主体工事が完了し、その後、設置および試運転のために機器が工場に搬入され、2022年12月30日に試運転が開始される。プロジェクト完了後、生産価値は13.6億元増加し、10万本の駆動軸の生産能力を有することとなる。解放車軸の総生産能力は、年間生産量32万本の駆動軸、16万

本のステアリング軸、45万セットの減速機アセンブリを含む生産価値は80億元を超えるものとなる。

このプロジェクトでは、新エネルギー製造およびディファレンシャルシェルマシン処理ベースとアセンブリベースの2つの工房から構築され、デジタル化、スマート化、現代化されたクリーンな新工場を構築する。

組立技術では、車軸組立ラインが中国で初めて組立AGV搬送技術と迅速パレット発送技術を採用し、自動組立とフレキシブル生産を実現する。多数の視覚的エラー防止、センサーエラー防止、オンライン検出技術は、組立についてヨーロッパレベル品質を担保する。

ロジスティクスの観点からは、デジタル技術を採用して、自動資材流通を確保し、すべての工程での待機中の無駄を排除する。

環境保護の観点からは、コーティングラインは「廃液」のゼロ排出を達成するためにカートンフィルタードライスプレーブースを採用し、二成分高性能水性塗料を採用し、ゼオライトランナー技術、RTO燃焼技術を応用して、VOC排出量を効果的に削減する。そして、新工場では、太陽光発電などのクリーンエネルギー技術を採用し、スマートエネルギーシステムを完全にカバーし、効果的なエネルギー節約と排出削減を実現している。