購買契約で7.8億元!2022中国(長春)自動車部品越境EC取引会が終幕

時間: 2022-07-25 09:24 情報源:
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2022中国(長春)自動車部品越境EC取引会が719日から21日まで、長春興隆総合保税区輸出入商品取引展示センターにおいて開かれた。今回の取引会は長春市貿易促進協会、長春興隆総合保税区管理委員会、長春市外事弁公室、長春市商務局が合同で主催し、華玉安融(吉林省)汽車科技服務有限公司、長春市自動車部品流通商会、亦飛国際越境EC産業園が運営するものであり、第19回中国(長春)国際自動車博覧会の分会場でもある。


今回の取引会には、長春市から326社の企業が集まり、457種類の製品が展示され、出展された部品の数は6176商品にも及んだ。オフラインでの展示のほか、オンラインでも5Gライブ展示及び販売が行われ、長春から、英語、日本語、ロシア語、韓国語で200の国と地域に配信された。配信プラットフォームはアリババ国際版や速売通、TikTokなどであり、写真や文字では出せない、ライブによるイキイキとした商品紹介が行われた。ライブでは、実際に人が説明し、ファンの注目を集め、解説などを行うことで、ファンとのやりとりも増え、エンゲージメントのコンバージョン率の向上が見られた。さらに、随時ファンの反応を見られるため、状態や内容を即座に調整でき、そのニーズに合わせやすくもあった。


ライブで販売された商品は、クラッチ、フィルター、アームレストボックス、エンジンオイル、カーフロアマット、ブレーキディスク、センターコンソール、シートヒーター、インストルメントパネル、ライトなどと多岐に渡る部品で、商品そのものや材質、製造過程、取り付け方などの紹介が行われた。


また、ライブ販売では7.8億元の商品が売れた。(ウズベキスタン国際投資発展社が1.2億アメリカドル、ロシアシベリア化工工業社が100万アメリカドルを買い付けた。)協力意向で一致した会社は、46社で、アメリカ、ブラジル、ロシア、オーストラリア、インドネシア、日本、韓国、イギリス、インドなど多くの国に渡り、その契約金額は4.5億元相当となった。


参加企業のうち、新エネルギー自動車の部品を出展した企業は80社あり、8社において、契約意向金額が約1.2億元に達し、山東銀光源軽金属精密成型有限公司、新発展(長春)汽車自控系統有限公司、一汽宏鼎汽車株式有限公司など越境ECの契約意向に達した3社は、5000万元に達した。そして、富奥智慧能源科技有限公司、山東銀光源軽金属精密成型有限公司、上海易唯科電機技術有限公司、同芯積体電路材料株式有限公司など長春市の新エネルギー自動車産業園との進出意向契約に至った企業は4社あった。


今回の取引会は、長春市の上層部も大いに重視しており、李煒姝副市長が開幕式に参加し、展示会の現場や、ライブプラットフォーム、越境EC産業園を視察しただけでなく、吉林省商務庁、長春市商務局、長春市貿易促進協会、長春興隆綜合保税区管委会、長春市外事弁公室、長春興隆海関、長春光華学院などの責任者が開幕式に参加していた。


また、日本国駐瀋陽総領事の片江学巳氏や、ロシアクラスノヤルスク地方の行政長官兼外事主任、そして、同地方の華人協会会長である趙紅マリア氏、同地区企業家工商連合会主席のヴァシリエフユーリパブロビッチ氏、ブラジルイノベーションセンター、アメリカンズeコマースプラットフォームの責任者などが招かれ、それぞれスピーチを行い、オンラインで交流した。


取引期間においては、プロジェクト契約が行われ、越境EC「吉品出海」人材育成「政、行、校、企」戦略協力契約や、長春市貿易促進協会とロシアクラスノヤルスク地方工商聯の友好交流協議書、ロシア貿易プロジェクトの保税区進出契約、紅旗EQM5オンライン取引用新エネルギー車両買付契約、ロシアクラスノヤルスク地方自動車部品買付契約などが結ばれた。


友好都市であるロシアクラスノヤルスク地方の自動車部品流通企業や、ウズベキスタン輸入貨物、キルギスタン自動車サービス協会、ジョージア自動車関連サービス企業、ポーランドCUSEU社、コロンビアブレーキディスク買付商、メキシコアルミ製品買付商、ドバイブレーキディスク買付商、トルコ及びスリランカ自動車関連製品買付商などがオンラインで交流を行い、特に長春に本拠地を置く国内企業との契約を行った。また、韓国貿易館及び韓国江源道代表処も視察に訪れ、韓国の自動車部品が長春市場に進出することについて機会を伺った。