「新民大街」から「桂林路」「紅旗街」まで 「一軸二翼」が都市消費の新たな成長エンジンに

時間: 2025-08-15 16:15 情報源: 長春政事
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街の再生が都市にもたらす効果は何か──「新民大街」(以下「新民」)地区のリニューアルが、高い評価でその答えを示した。89日~10日、長春市商務局・文化広報テレビ観光局・衛生健康委員会・朝陽区が連携し、新民大街の車道を閉鎖して週末イベントを開催。初回から市民の注目を集め、延べ70万人が来場し、消費額は約4,300万元に達した。  

 

三地区を連動させる中核として、「新民」歴史文化街の集客力向上が桂林路・紅旗街両地区の来客数・消費額増加を促進。区域連携の相乗効果が顕著になっている。  

 

先週末の新民歴史文化街では、人々の波が歴史的建造物と調和。老舗店舗には長蛇の列ができ、南湖ホテルの総菜セットや「鼎豊真」の中華菓子の香りが漂うなか、無形文化遺産ブースでは「董氏糖人」の職人技が子どもたちを魅了し、李氏満族刺繍の精緻な図案が来場者の関心を集めた。朝鮮人参・鹿角・ブルーベリーの加工品も登場し、現地注文に宅配便サービスを提供。土産を手に散策する人々の姿が、生活の温もりと文化の香りが交錯する週末の風景を描いた。  

 

杭州から観光に訪れた張さんは「ちょうどイベント開催中で活気にあふれています。『董氏糖人』の細工は生き生きとしていて、子供が夢中で見入っていました。無形文化遺産の展示が街に深みを与えていますね」と語った。単なる観光地を超え、消費潜在力を掘り起こす仕掛けも。「新民」散策後、東側の桂林路で美食を楽しんだり、西側の紅旗街でファッションショッピングをしたりする流れが自然に形成されている。  

 

新民地区の人気は周辺エリアにも波及。桂林路・紅旗街の総来場者数は40.03万人(前週比10.76%増)、消費額は4,220万元(前週比14.6%増)を記録。内訳は桂林路が来場者283,000人・消費額2,200万元、紅旗街が来場者117,300人・**消費額4,000万元突破であった。

 

桂林路エリアでは、カラフルな壁画がインスタスポットとして人気を集め、カフェやスナック街にはゆったりとした生活の温もりが漂う。「イベント終了後、多くの市民や観光客が桂林路まで足を運んでくれ、コーヒーの売り上げが普段の2倍に伸びました!」と桂林路のカフェ経営者・王女史は笑顔を見せた。

 

一方、紅旗街エリアは「長春映画撮影所博物館」や「五四中央駅夜市」などの人気スポットを核に、もう一方の集客拠点として機能。「新民市集の後、紅旗街にも行こうと思いました。『ここに山あり(这有山)』や54番軌道電車の観光専用列車が特に魅力的で、長春の観光イベントはどんどん充実していますね!」と市民の王美彤さんは興奮気味に語った。

 

新民イベントの成功は、「一軸二翼」連動モデルの具体例であると同時に、文化・商業・観光の融合で消費潜在力を引き出す長春市の挑戦を体現。歴史的建造物の活用からストレスのない生活サービスまで、老舗の匠の精神から新進ブランドの創造的衝突まで、この古い街は「都市の応接間」として、長春の物語を力強く紡ぎ続けている。

 

今週末(816日~17日)も新民イベントは再開され、「一軸二翼」連動モデルを継続。文化・商業・観光を融合した新たな企画が展開される予定だ。

 


編集:李孟群