「四良一智」が深度融合、「中国の食糧庫」として長春の貢献度向上
食糧生産量が連続して過去最高を更新している!
2021年の247.3億斤から2022年の248.5億斤、2023年の254.91億斤を経て 2024年には259.92億斤に達する… この堂々たる上昇曲線は、「第14次五カ年計画」期間における長春市の食糧総合生産能力の着実な向上を物語っている。食糧総生産量、単位面積当たり収量、作付面積の三つの指標がいずれも三連増を達成し、安定した中国の食卓に、ますます多くの「長春産食糧」が届けられるようになった。
農業は国家の基盤であり、基盤が安定してこそ国全体の安定が保たれる。今年2月、習近平総書記は吉林省委員会と省政府の業務報告を聴取した際、吉林省が現代化大規模農業の発展を主要な方向性とすべきだと指摘した。「第14次五カ年計画」期間中、長春市は国家の食糧安全保障を最優先事項と位置付け、「土地に食糧を蓄え、技術に食糧を蓄える」戦略を深化させ、吉林省の「千億斤食糧」生産能力建設プロジェクトを全面的に推進している。その成果として、食糧の一人当たり占有量、商品化量、純移出量はいずれも中国の大中都市で上位を占めている。
長春は中国で重要な商品糧生産基地であり、管轄する6つの県(市)区は全て「全国食糧生産百強県」に選出され、長年連続して「全国食糧生産先進市」に認定されている。過去5年間、全市は「良質な食糧を生産する」を核心目標に、国家の食糧安定供給における「基盤」としての役割をしっかりと果たし、豊かな成果を上げてきた。
食糧作付面積を安定的に拡大し、2348.7万ムー(約156.6万ヘクタール)から2384.04万ムー(約158.9万ヘクタール)に増加。
高標準農地の建設面積を732.52万ムー(約48.8万ヘクタール)から1303万ムー(約86.9万ヘクタール)に拡大し、全市の永久基本農地の59%を占める規模となった。
保護耕作法の普及面積を1000万ムー(約66.7万ヘクタール)から1357万ムー(約90.5万ヘクタール)に増やし、全市で普及可能な面積の85%以上をカバー。
農業生産の総合機械化水準は 96%に達し、中国全国平均を約20ポイント上回る高水準を実現。
もちろん、長春の食糧への貢献は量だけにとどまらない。品質の向上にも力を注ぎ、「良田・良種・良機・良法」の「四良」と、センサーネットワークやクラウドコンピューティングを活用した「スマート農業(一智)」を深度融合させている。この「四良一智」により、食糧生産の質と効率が両立して向上し、「中国の食糧庫」としての長春の存在感と貢献度がさらに高まっている。
国家の食糧安全という重要な責任を担う長春。現在、黄金トウモロコシ地帯と水稲産地に位置するこの農業都市は、現代化大規模農業の発展を軸に、肥沃な黒土地の上で、新たな時代の「食糧供給の道」を切り開いている。
編集:李孟群


