長春市観光文化プロモーションイベント、モスクワで開催 中露協力に新たな活力

時間: 2025-12-11 10:43 情報源: 長春文旅
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 中露両国首脳会談の重要共通認識を貫徹し、長春市委員会及び市政府の業務要求を実施するため、両国の観光文化分野における交流協力を深化・拡大することを目的として、長春市は友好代表団を組織し、12月7日にロシア・モスクワに到着した。現地時間12月8日昼、代表団はモスクワ中国文化センター及び在ロシア中国観光事務所と共催で、長春市観光文化プロモーションイベントを開催した。ロシア市場に向け「四季折々の魅力あふれる長春」というブランドイメージを発信し、豊かな成果を収めた。


 

 今回のプロモーションイベントはモスクワ中国文化センターを会場とした。在ロシア中国大使館公使参事官兼モスクワ中国文化センター所長の封立涛氏、長春市人民代表大会常務委員会副主任の趙輝氏、在モスクワ中国観光事務所所長の王睿氏、ブリヤート共和国政府副主席兼同共和国駐ロシア連邦全権代表のズラエフ氏、沿海地方区域駐ロシア連邦代表処主任のネムチェンコ氏をはじめ、ロシア・ノヴォシビルスク州、クラスノヤルスク地方、モスクワ州の政府関係者、ロシア旅行業界関係者、中露両国メディア関係者、観光専門学校の教職員及び学生ら計約100人が出席した。来賓らは観光文化協力の新たな機会について意見交換を行い、中露地方間協力の新たな一ページを開くことを共に推進した。


 


 出席した両国の来賓は挨拶において、長春が「一帯一路」構想における「中国・モンゴル・ロシア経済回廊」の重要な節点都市であると指摘。ロシアとの間では、観光資源や産業基盤などにおいて強い相互補完性があり、協力の潜在力は非常に大きいとの見方を示した。関係各方面は、今回のイベントを契機に、観光ルートの具体化を加速させ、「資源共有、旅客相互誘導、ブランド相互プロモーション」を基調とする持続可能な協力体制の構築を推進し、長春とロシアとの多分野における実務協力を一層拡大させることを期待している。


 


 来賓らはまた、中露間の相互ビザ免除などの優遇政策を最大限に活用し、より多くのロシア国民に長春を訪れ、その魅力を体感してもらうことを希望。観光文化の融合を通じて両国民の心のつながりを深め、地域間関係の発展に持続的な活力を注ぐと述べた。


 


 長春市文化広電観光局の関係責任者は、「四季折々の魅力あふれる長春」をテーマに、長春の四季それぞれの特色ある景観を含む観光資源を総合的に紹介した。長春市観光協会の責任者は、出席したロシア旅行会社に対し、長春向けに精選された3つの訪中観光ルートを重点的に説明し、「一都市に四季あり、それぞれ風情が異なる」長春の独特な魅力を多角的に伝えた。


 


 両地域の観光企業は、モスクワ周辺地域の観光ルートや極東地域のリゾート商品の開発・設計についても活発に意見交換を行った。特にブリヤート共和国のズラエフ副主席は、長春の健康養生観光と中国伝統医学を融合させた商品に高い関心を示し、地域間の航空路線開発に関する協力も提案した。出席したロシア旅行会社の代表者は、長春の氷雪観光商品、健康養生サービス、特産美食がロシア市場の需要と高い適合性を持つと評価し、両地域観光企業間の交流協力及び旅客相互誘導を一層加速させることを期待すると表明した。


 


 今後、長春市は引き続き対ロシア交流の「架け橋」としての役割を発揮し、今回のイベントで得られた協力意向のフォローアップと具体化を推進する。観光、文化、経済貿易などの分野での実務協力を拡大し、中露地方間協力の新たな基盤を築くために全力を尽くす。

 編集:李孟群