長春航空口岸で生体水産物輸出の「ゼロ突破」を実現 初のロシア産タラバガニが香港に空輸

12月16日、重量650キロの新鮮なロシア産タラバガニが琿春口岸を経由して輸入された後、長春龍嘉国際空港から海南航空の新規就航路線である長春~香港便に搭載され、同日中に香港に到着した。これは、我が市の航空口岸で初めて生体水産物の保税中継貿易輸出が成功裏に実施され、歴史的突破を達成したことを意味する。

消息によると、このロシア産タラバガニは、琿春道路口岸で輸入通関手続きを完了した後、国内物流で龍嘉空港口岸に運ばれた。今回の生体水産物の効率的な輸出を確保するために、生体貨物の通関時間に対する要求が高い特性を考慮し、市商務局は税関、空港、航空会社などの関係部門と連携し、企業に対して輸出申告、検疫検査、航空機搭載・出発などの全プロセスにわたる指導を提供し、各工程のシームレスな連携と効率的な完了を確保した。これにより、生体カニの輸送時間と生存率が強力に保障された。

今回の初取引の成功は、我が市の航空口岸機能の拡大と業態の多様化における重要なマイルストーンであるだけでなく、口岸の通関効率、保障能力、多式聯合輸送の連携レベルの実践的検証でもある。これは、我が市のクロスボーダー貿易の利便化において著しい進展があったことを十分に示しており、付加価値が高く時間制約の厳しい生鮮製品にとって新たな国際航空物流ルートを開拓した。

今回の香港への成功輸出は、地元及び周辺地域の優良な水産物・農産物が高級消費市場と結びつくための新たな道を提供した。これを契機に、我が市は琿春との連携をさらに強化し、長春興隆総合保税区と琿春総合保税区の直通ルートの設立を模索するとともに、香港市場の確固たる維持・拡大を積極的に図り、さらに東南アジアなどより広範な国際市場への展開を目指す。

今後、貨物量が着実に増加すれば、関連地域への貨物専用チャーター便または定期貨物便の開設を促進することが期待され、これにより我が市の国際航空貨物輸送能力が大幅に向上し、より完備された対外開放物流システムが構築され、地域の輸出指向型経済の高品質な発展に新たな活力がもたらされるだろう。
編集:李孟群


