長春の大型プロジェクトに新たな進展

時間: 2025-12-29 13:52 情報源: 長春日報融合メディア
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冬の訪れとともに寒さが深まる中、長春新区の一部の重点プロジェクト建設現場では、冬季休業なく作業が進む忙しい光景が見られる。省・市・新区が重点的に推進するプロジェクトの一つである「長光衛星航天情報産業パーク」第二期工事が、新たな段階に入った。


 


プロジェクト関係者によると、「現在、第二期工事の4つの副棟は基本的に完成しており、メイン棟コア部分の鉄骨構造は地上18階まで施工が進んでいる」という。同プロジェクト第二期では、1棟のメイン棟と4棟の副棟を建設。メイン棟のコア部分は地上20階、地下2階の構造となる。

 

長光衛星航天情報産業パークプロジェクトは、長春新区北湖開発区に位置し、北は光機路、東は盛北小街、西は盛北大街、南は明渓路に囲まれた区域に立地する。総敷地面積は21.6万平方メートルで、2期に分けて建設される。


 

第一期プロジェクトは敷地面積13.6万平方メートル、総建築面積9.73万平方メートルで、光学加工、カメラ組立・調整、衛星総合組立、環境試験およびデータセンターなどの工場を整備。一流の衛星生産、検査、試験、並びにデータ受信・保存・処理の環境を高水準で構築した。2018年の完成・稼働開始以来、年間200機のリモートセンシング衛星を生産する能力を有する。

 

第二期プロジェクトは敷地面積8万平方メートル、計画総建築面積13.5万平方メートル、総投資額45億元(建設投資9億元、設備投資36億元)を投じる。衛星指令センター、データ処理・保存センター、光学加工センターおよびその他の付属施設を建設し、2,500人の収容が可能となる。

 

第二期プロジェクトの稼働後は、年間生産額20億元の達成と、新規雇用2,000人創出が見込まれる。航天リモートセンシングデータ応用産業エコシステムの構築を目指し、膨大なデータの受信・保存・生産・配信を実現。リモートセンシングデータの知的量産基地として、空・天・地一体のリモートセンシング情報製品を通じ、世界70億人へのサービス提供を目指す。

 

 編集:李孟群