中韓在長春国際モデル地区が創設/一帯一路を共に形作るプロセスが進み、イノベーション・ダイバーシティ・発展の動力に

時間: 2020-07-01 10:18 情報源:
【字の大きさ: さらに大きく 大きく 標準 印刷

 

 29日朝、中韓在長春国際モデル地区の創設式典が長春で開催されました。式典には、吉林省の共産党省委員会の巴音朝魯書記の他、副書記兼省長の景俊海も参席し、書記による演説が行なわれました。

 式典では、景俊海副書記が『国務院の中韓在長春国際モデル地区の総合方針に関する回答』を読み上げ、巴音朝魯書記と景俊海副書記が除幕式を行いました。その後、巴音朝魯書記と長春市委員会の王凱書記により、「中国共産党中韓在長春国際モデル地区実行委員会」の除幕式が、また、景俊海副書記と張志軍長春市長により「中韓在長春国際モデル地区管理委員会」の除幕式が行なわれました。

 巴音朝魯書記は省委員会と省政府を代表し、モデル地区の設立に祝福の意を表するとともに、モデル地区の設立が、習近平総書記による東北復興活動に関する重要指示の考えを実現する重要な動きであり、一帯一路を中韓両国が共に形作り、北東アジアにおける開発協力の新たな形を生み出す行動となると指摘しました。また、モデル地区設立が「3つの五」発展戦略を実行し、中部イノベーション核心地区の設立を進める上でも重要なステップになり、長春現代化都市圏の発展や長春−吉林一体化・長春−四平一体化を後押しするだけでなく、ハルピン−大連圏内における大きな支柱になるとし、大変大きな意義があり、実現する機会を得られたことのありがたく、将来は明るいと述べました。

 巴音朝魯書記が演説の中で、「このモデル地区をしっかり作り上げ、発展させることは、党中央や国務院からの大きな信託を受けたものである。省委員会がモデル地区に実行委員会と管理委員会を作り、省委員会と省政府の出先機関として、長春市に管理を委託することを決定した。その目的は、モデル地区の管理体制のイノベーションを通して、統一された計画の中で、有効にリソースを使い、効率を高めることで、長春市および省直轄機関の積極性・主体性・創造性を十分に発揮し、それをもって、モデル地区の迅速かつ持続可能な素晴らしい発展の実現を進めることにある。省委員会と省政府は、モデル地区における計画編成・産業の発展・プロジェクトの呼び込み・海外との連携・税・金融・土地などを力強く支持する予定であるとし、省直轄の各機関により、モデル地区の発展を支え、政策づくりを努力するものである。長春市とモデル地区共産党実行委員会・管理委員会は、歴史的な使命を負い、しっかりとその機運を掴むとともに、新たな発展理念のもと、クオリティの高い発展をし続け、国家東北振興戦略・北東アジア地域開発協力の枠組みや長春現代化都市圏・中部都市群建設の枠組みの中でモデル地区の計画を進め、産業・科学技術・貿易・人文・環境などの領域で海外との協力を行い、協力体制の刷新を行い、現代的な産業体系を形作り、法治・国際化・利便性のあるビジネス環境を作り、管理・サービスの行き届いた、効率的な国際協力モデル地区として、一帯一路の共同建設と全方面からの復興の実現のため、動力を注ぐものとする。」と強調しました。

 また、巴音朝魯書記は、「モデル地区が、他を先行して、率い、その見本となることが必要だ。地区の実行委員会・管理委員会は、勇気と大志のみならず、先んじた者であり成功した者の知恵を持って、イノベーションありクオリティのある発展の道を切り開き、モデル地区を目標高く、迅速で活力と強調性のある地域経済の重要拠点となることに尽力しなければならない。そして、計画に則り、国際的なレベルを実現し、協力による強みを発揮し、時代の先駆者として、「特色」や「クオリティー」、「多様性」、「環境」、「適切な先行」を重じて、科学に基づき、かつ先見的な取り組みを行い、歴史に残る実践的な試みを行って欲しい。それに加え、試験的な試みに突出した、行政・金融管理や対外経済、地区開発の大幅な改革を進め、政府許認可の複製・推進可能な制度を作り、省全体の組織体制のイノベーションの道筋を作っていき、経験を積んで、見本となることで、省全体の改革開放の先駆者やイノベーション・発展の先行者となっていく。また、産業の変革や長春の新たな地区や中韓が協力する地区として双方を一つの地区で率い、ハイレベル設備や医薬医療、健康食品、データ経済、現代サービス業などの主要産業を大きく発展させ、経済的な変革の動力になるよう努力する。また、開放政策の協力を通して、戦略的視野をさらに広げ、一帯一路の共同建設に深く参与し、長春−吉林−図們の開発の先導の中心地かつ前線として、窓口をお互いに開き、支え合っていくことを進めていくことで、北東アジアの協力に対する見本となることが必要だ。また、産業と住居の融合に関しては、現代都市圏の建設の立場に立って、長春市をより大きく、強くし、都市−住居の一体的な発展を促進し、競争力と影響力を高めていき、ハルピン−大連間の都市ないし東北地域における新たな優位性を作っていかなければならない。人を持って基礎とするということに関しては、より頭を捻り、人材の配置体制の改善において、大胆にイノベーションを行い、より良い発展の場を作り、各人材がモデル地区に来たいと思えるようにしないといけない。さらに、国民中心の発展思想を堅持し、国民を持って「方針」とするようにし、基本的な公共サービスの均等化を進め、国民の満足感を高めていくべきだ。」と要求しました。

 

 さらに、巴音朝魯書記は、「モデル地区建設を通して歴史を作っていくことに奮闘する。長い時間をかければ、いいものに仕上がるはずだ。モデル地区に携わる幹部は、使命を全うし、責任を持って、目標高く大きなことを迅速に進め、効率・改革の手本となり、開けた政治のブランドを掲げることを堅持してほしい。各レベルの党委員会・関連機関は、習近平総書記の切実な願いを最後まで心に刻み、振興・発展の神聖な使命を負い、任期中、行動の伴った頑張りを見せて、全力でモデル地区の発展に努め、モデル地区が吉林省の対外的に開かれていることや北東アジアの協力的発展を表す代名詞となるよう、党中央と吉林省の人々が満足するような結果を出すように。」と要求しました。