9月6日、張恩恵市委書記と顧剛市長は長春市で、京東グループの創始者で董事会主席の劉強東氏一行と会談し、市政府と北京京東世紀貿易有限公司による戦略的協力枠組み協定の調印式に立ち会った。

　会談で張恩恵氏は、長春市の経済社会発展状況を簡潔に紹介。京東グループの経営陣が長春を視察・協議のために訪れたことについて、同グループが東北振興に積極的に関与しようとする明確な意思表示であり、双方の実務協力を深化させる確固たる信頼の表れだと述べ、長春市として歓迎する意向を表明した。「現在、長春市は習近平主席が吉林省委員会・省政府の報告を聴取した際の重要講話の精神を深く学び、省委員会・省政府の指示を着実に実行し、高品質な発展、高品質な生活、高水準の安全の好循環を実現するために力を入れており、特に長春現代都市圏の建設を推進している。京東グループがこの機会を捉え、自社の強みを生かし、吉林省への関与を深め、長春の地理的優位性、産業的優位性、人材的優位性および国家から付与された優遇政策を活用し、電子商取引、現代物流、スマート製造、新消費などの分野で協力を深化させることで、長春現代都市圏の建設を支援するとともに、双方の共通発展を実現することを期待している」と語った。

　劉強東氏は、長春市がこれまで京東グループに多大な支援を賜ったことに感謝の意を表し、同社の事業展開状況について説明した。「双方の協力枠組み合意を着実に履行し、協力モデルの革新を図り、投資規模を拡大するとともに、新分野・新事業への展開を加速させ、より多くの長春ブランドと優良製品の海外進出を支援し、長春市の高品質な発展と全面的な振興における新たな飛躍にさらに大きく貢献していきたい」と述べた。

　その後、双方は共同で、市政府と北京京東世紀貿易有限公司との間での戦略的枠組み協定の調印式に立ち会った。