中国で最大の高低差を誇る室内スキー場が長春に登場

時間: 2025-09-10 11:08 情報源: 中国吉林網
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  長春浄月ハイテク区にある長春万達国際影都(映画の都)の金色ホール向かいでは、建設機械の音が響き、作業員たちが力強く建設を進め、波をモチーフとしたユニークな外観の建物が完成間近となっている。内部では数十社の業者が、中国最大の高低差を誇る室内スキー場の内装工事をほぼ終えた。ここは、映画テレビ文化クリエイティブ孵化パーク第二期プロジェクト(万達茂)であり、商業、文化、娯楽を一体化した大型複合商業施設である。

 

  現在、同プロジェクトは開業に向けた最終段階にあり、1225日のオープン予定で、長春の新たなランドマークとなる見込みである。ショッピングモール、室内スキー場を中心とした冰雪撮影基地、アウトドアスポーツ公園の三つの核心エリアの工事が急ピッチで進められている。

 

  特に注目されるのは、中国国内で最大の高低差を誇る室内スキー場である。建物の外観からもスキーコースの輪郭がはっきりと見て取れ、その最大高低差は85メートル(約30階建てビルに相当)で、国内トップクラスです。4本のコースは、スノーボーダー、中上級スキーヤー、初心者など、それぞれ異なるレベルに対応。最長コースは413メートルで、頂上から一気に滑り降りる際には風を切る爽快感とスピード感が味わえ、他では得難い体験を提供する。

 

  室内スキー場の温度は常に摂氏6度に保たれており、長春において一年中スキーを楽しむことが可能である。

 

  さらに、スキー場内にはマジックカーペット(動く歩道)2基とリフト1基が設置され、歩いて登る手間が省け、快適にスキーを楽しめる。同時に3,000人まで収容可能で、多くの人々が冰雪の魅力を存分に体験できる。

 

  スキー場以外にも、映画テレビ文化クリエイティブ孵化パーク第二期プロジェクト(万達茂)は、従来のショッピングモールとは一線を画する。オリンピックチャンピオン・武大靖氏自身が開発に関わった「大靖氷上基地」は国際標準で建設され、国家レベルの冰雪スポーツと体育教育を融合したモデル基地となる予定である。さらに、先進的なスポーツコンセプトを取り入れたアウトドア施設や、冰雪全産業チェーン、サークル文化、展示企画エリア、無形文化遺産をテーマにした飲食店など、多様な業態が集積。ユニークな文化観光シーン、スポーツ要素、地域文化とクリエイティブ業態が融合した、文化観光型商業施設の新たなモデルケースを目指する。

 

  同プロジェクトは浄月ハイテク区に位置し、総建築面積は約40万平方メートル。スキーを存分に楽しむだけでなく、ショッピング、エンターテインメント、各種スポーツなど、多様な文化観光活動を一度に体験できる、長春ならではの魅力あふれる目的地となるでであろう。

 

  完成後は、スキー愛好家に優れた環境を提供するだけでなく、長春における全新的なライフスタイルをリードすることが期待されている。ぜひご期待ください。

 

 

  編集:李孟群