吉林通用機械:「スマート製造」の深化で空白を埋め、積極的な展開で新分野を開拓

時間: 2025-09-18 17:16 情報源: 長春政事児
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 我省の自動車部品産業をけん引する民営企業として、吉林省通用機械(集団)有限責任会社(以下「吉林通用機械」)は技術革新を原動力に、産業の転換と高度化を加速し、「製造」から「スマート製造」へ、「追従」から「リード」への飛躍的な発展を実現している。

 

 「当グループの主要製品は自動車シャーシ部品で、年間4000万個の各種製品を生産しています」と、吉林省通用機械(集団)有限責任会社の李吉宝董事長は説明する。グループはスマート化改造を通じて、人手を機械に置き換え、企業の生産価値を大幅に向上させた。プレス工場を例にとると、人員数が変わらない状況で自動化を実現後、生産価値が3倍に増加した。現在、グループは規模と品質の両面で世界トップレベルにある。

 

 新エネルギー自動車の軽量化傾向に着目し、吉林通用機械は子会社の長春市吉通凱撒アルミニウム有限責任会社を設立。国内で空白領域だったアルミニウム加工生産ラインに焦点を当て、アルミニウム鋳造加工生産ライン12ラインの開発に成功した。うち6ラインは欧州基準を満たし、28件の特許を取得。自主開発により設備導入コストを80%削減し、中国のアルミニウム加工軽量化高付加価値市場のギャップを埋めた。現在、グループはフォルクスワーゲン、アウディ、BMWなどの高級ブランドの戦略的パートナーとなり、年間生産額は5億元以上増加している。

 

 自動車部品の強みを強化すると同時に、吉林通用機械は計画面積500万平方メートル、総投資額350億元の吉通産業団地を建設中。将来的にはスマート装置、産業用ロボットなどの高付加価値産業を集積し、2035年までに製造業の年間生産能力1000億元の達成を見込んでいる。李吉宝氏は「グループは今後、低空経済、航空宇宙、高級農業機械、および人型ロボットなどの新分野を積極的に開拓し、『自動車部品のトップ企業』から『多分野にわたる高付加価値製造サービスプロバイダー』への変革と高度化を推進する」と述べた。

 

 

 編集:李孟群