大冬会を都市の「発信源」に

時間: 2026-03-05 13:41 情報源: 長春政事
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2027年に長春で開催される第33回世界大学生冬季競技大会(大冬会)の成功は、我々に課せられた重要な使命であり、都市の発展にとっての大きなチャンスでもある。大会はスポーツ界だけのものではなく、都市全体に関わる大イベントであり、その影響は、当面だけではなく、未来にまで及ぶ。したがって、私たちは、更に広い国際的視点から大冬会の総合的価値を捉え、氷雪の祭典を、長春の国際発信の重要な戦略の一つとして位置づけ、都市の魅力を世界に伝える「発信源」にしなければならない。

 

国際的視点で大会を捉えるためには、まず「世界にどのような長春を見せたいのか」という問いに明確な答えを見出さなければならない。その答えは、都市の持つ独自の個性とリソースの中に存在する。長春は、「氷雪の名城」として世界クラスの氷雪リソースを有し、「映画の都」では光と映像の芸術が街の隅々にまで息づき、「自動車の街」では新中国の工業化の栄光を今に伝え、「科学教育の拠点」では数十万人の大学生が都市に若さと活力を注いでいる。これらの独自性こそが、長春の国際発信に最も貴重な資産であり、大冬会の効果を最大限に引き出す原動力となる。

 

では、こうした独自のリソースをどう生かし、大冬会を国際発信の確かな柱としていくべきか。


 


氷雪を媒介に、「冷たい資源」から「熱い活力」を世界に発信する

 

氷雪は、長春の最も鮮明な特徴であり、大冬会の原点でもある。国際発信の第一歩は、世界の人々に氷雪を通じて長春を再発見してもらうことだ。大会の報道と都市の氷雪リソースのPRを有機的に連携させ、試合の様子だけではなく、浄月潭の樹氷の絶景や氷雪新天地の煌びやかな夜景も積極的にカメラに収め、世界に向けて送り出す。海外メディアをスキー場、氷雪関連機器メーカー、氷雪をテーマにした民宿などに招待し、氷雪機器の製造から観光運営に至るまで、完全に形成された産業チェーンを実地体験してもらう。また、「温かいオンドルで冬野菜を味わう」といった東北ならではの生活風情も体験してもらう。これらの具体的な体験に基づく発信は、長春の氷雪が大会の舞台だけではなく、一種の生活様式であり、ビジネスチャンスに溢れた宝庫であることを、世界に確実に伝える。

 

文化を窓口に、工業都市の温もりと優しさを伝える

 

長春の強みの一つは、多様で豊かな文化リソースを有することだ。映画の要素を取り入れた交流イベントを企画し、外国人を長春映画旧跡博物館に案内して、光と映像の中に息づく中国映画の物語を理解してもらう。一汽紅旗文化展示館を公開し、民族自動車ブランドの発展の軌跡から、ここの工業の深みを感じてもらう。ボランティアが外国人選手を桂林路の夜市や新民大街、ここ有山などに案内して、本場の吉林料理を味わってもらう。文化交流が街角の日常に溶け込むとき、都市の物語は最も自然な形で広がり、人々の心に届く。

 

青年を架け橋に、友情の種を撒き、未来の協力へとつなぐ

 

大冬会の主役は青年であり、国際発信を持続可能にする力もまた青年にある。長春に集まる外国人選手、コーチ、メディア関係者たちが、自らが最も説得力のある発信者となる。長春の大学が集積し、科学教育リソースが豊富な強みを生かし、中日青年の交流場を設け、文化交流キャンプを開催する。氷雪スポーツや起業・イノベーションなど、共通の関心事をテーマにした対話を重ねて、相互理解と友情の基盤を築く。これは大会に温かく調和のとれた雰囲気をもたらすだけでなく、将来、長春と世界が科学技術、教育、経済貿易などの分野で長期的な協力を進める上での足がかりとなる。

 

開放を帆に、双方向の発信構造を築く

 

国際発信は、互いに交流し理解し合うことの中に価値がある。大冬会の開催を機に、海外メディアに対して専門的かつ利用しやすいサービスを提供する。報道センターには吉林省の文化要素を取り入れ、取材パックには都市PR冊子を同梱する。また、各国の選手やコーチに行き届いたサービスを提供し、宿泊、食事、交通、通訳、日常的な相談に至るまで、文化の違いに配慮しながら、長春で家庭のような温かさを感じてもらう。一人ひとりの参加者が尊重され、理解されていると実感すれば、彼らが語る長春の物語は自然と真実味を帯び、人々の心を打つ。そして、世界的なメディアやスポーツ関係者の影響力を活用することで、長春の声をより遠くまで届けることができる。

 

大冬会を成功させることは、都市の総合力を示す場となる。大冬会を活用することは、都市の国際発信力を高める実践の場となる。私たちは国際的視野を広げ、国際発信の視点に立って素晴らしい大会を開催し、大会がもたらす世界的な注目度、都市の評価、対外的な影響力を、長春の質の高い発展を支える持続的な原動力へと効果的に転換していく。この祭典を、長春が世界へ飛び立つための新たな節目としよう。

 

編集:李孟群