中韓協力の意義と地区の国際協力についての模範作用について語る

時間: 2020-08-14 10:19 情報源:
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------吉林省・長春市の両外事弁公室が中韓(長春)国際協力モデル地区建設推進座談会を共同開催

 811日、吉林省外事弁公室と長春市外事弁公室は中韓(長春)国際協力モデル地区建設推進座談会を共同で開催しました。座談会は、「習近平総書記による吉林省視察時重要講話における指示内容の実現化」や「我が国の北部への成長の重要な始点や北東アジア地域の協力の中枢となる機会の獲得」、「一帯一路の共同建設への積極参加」、「吉林省共産党委員会の『中韓(長春)国際協力モデル地区の建設への支持についての意見』の実現化」のため開かれました。

 

 座談会参加者は30人で、吉林省発展改革委員会・吉林省商務庁・長春市外事弁公室・中韓(長春)国際協力モデル地区管理委員会など関連部門の責任者や、在長春の韓国企業経済からは、李龍得(長春韓国人商会会長)、全洪鎮(延辺大学客員教授 元・江原道グローバル投資通商局 局長)、金光日(大韓貿易投資振興公社長春貿易館 館長)や吉林省や長春市の朝鮮族企業家協会の代表が参加しました。

 

 座談会では、蒋延輝(吉林省外事弁公室主任)が集まった中韓の代表らに長きにわたる吉林省の振興と発展へのサポートと関心に感謝の意を表し、吉林省として、対韓協力の姿勢と中韓の経済協力の将来に期待を寄せることに積極的な支持をすると述べました。

 

[座談会中のコメント]

蒋延輝(吉林省外事弁公室 主任)

 

 「韓国は、吉林省の対外交流の最重要国の一つです。吉林省共産党委員会や省政府は長年、対韓交流・協力を高度に重視し、江原道など多くの韓国の地方政府と友好関係を結んできました。特に、コロナ禍においては、吉林省は韓国とお互いに助け合い、美談も生まれました。さて、中韓(長春)国際協力モデル地区は、今年4月に国務院の同意を得て設立されました。 モデル地区建設は、吉林省が一帯一路の国際的共同建設や北東アジア地域の開発協力の新たな枠組みに深く関わるための重要な政策であるだけでなく、中韓双方の経済関係と北東アジア地域の繁栄・発展の新たな動力です。これは、大変得難い機会であり、重大な意義をもち、将来は大きく開けています。吉林省は、モデル地区というプラットフォームにおいて、一帯一路について、韓国の『新北方政策』と有効に融和させることを提案し、韓国と手を合わせて吉林–韓国間協力のより高みを目指してまいります。」

 

薛春志(長春市外事弁公室 主任)

 

「中韓(長春)国際協力モデル地区は、長春市共産党委員会や市政府が提案した、『長春のハイクオリティ発展に関する四大部分』のうちの一つです。このモデル地区は、長春市が主体的に一帯一路に関わっていくことに有利に働き、経済・科学技術・人文・環境など多くの発展協力の領域を形作り、中国の海外協力体制を刷新することになります。また、さらに大きな範囲・領域で、リソースの行き来と配置の最善化を促進することに資するでしょう。そして、モデル地区の設立は、中韓両国間の経済協力の新たな舞台となるだけでなく、長春が国際成長・発展の新たな高みを作り、北東アジア地域の新たな経済協力の形を作ることを推進し、さらに、北東アジア地域の発展を率いていく新たな動力となるでしょう。韓国人の企業家・専門家・学者の皆様におかれましては、モデル地区にご関心いただき、参会されたすべての代表者様におかれましては、韓国企業その他多方面で、広くモデル地区について宣伝・推薦していただきますようお願いします。また、在長春韓国企業や韓国国内企業が、モデル地区との協力関係を結び、Win-Winの関係を実現しましょう。」

 

 吉林省発達改革委員会・吉林省商務庁・モデル地区管理委員会は、モデル地区建設の全体的な計画や、ビジネス環境・プロジェクト推進・政策による資金支持などについて詳細に紹介しました。

 

 李龍得(長春韓国人商会 会長)は、今回の座談会が大変意義あり、モデル地区が、その引率作用を十分発揮し、協力を深め、Win-Winの関係を実現することを期待すると述べ、参会された韓国の代表らはそれぞれ、モデル地区建設に関して、惜しみなく人材を往来することやフライト数を迅速に増やすことだけでなく、韓国企業をより理解し、韓国の要素をより取り込み、韓国語の計画書を作成し、対韓協力の方法を改善することなど様々な意見を提案しました。

 長春市外事弁公室は、今後、モデル地区建設のため、良質な外事サービスを提供し、企業協力のためにプラットフォームを作り、より多くの韓国企業が支持しモデル地区に積極的に参加するような働きを推進していきます。