長光衛星技術社と央視創造伝媒社が衛星の名称使用協力同意書を締結

時間: 2020-09-09 10:04 情報源:
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 近日、長光衛星技術社と央視創造伝媒社が長春市において、衛星「央視頻号」について名称使用協力同意書の調印式を開催した。今回、「央視頻号」という名が付けられたのは、「吉林一号」という高解像度03C-2衛星。

 

 遠隔探査(リモートセンシング)画像は、時間と空間の制限なく、広い範囲の地表情報を迅速に獲得することができる。そのため、災害などの緊急事態において、重要な役割を担うこととなる。以前、「吉林一号」から取得した雷神山と火神山の開発進度の対比画像とコロナ以前以後の復旧状況比較画像は、その遠隔探査画像を事実を物語るメディア宣伝事例となった。今回の協力は、メディアと衛星業界が業界を超えて協力する初めての試みで、リモートセンシング業界の新メディアにおける新たな役割を打ち出した。今後、両社は、「央視頻号」と遠隔探査画像のビッグデータにより、航空天文科学の普及や教育、災害時における緊急対応、新メディアの宣伝など多くの分野で協力を深めることとなる。

 

 現在、長光衛星社は「吉林一号」の星座の遠隔探査画像機能のアップグレードを進めており、早期に12台の「吉林一号」の打ち上げを予定している。打ち上げ後には、現在すでに打ち上げられた16台の「吉林一号」とともに、高解像度で広範囲にわたる撮影能力を生かして、央視社による衛星データを使用したメディア活動に協力する。