仙台イーストゲートビルで田中将大選手のパネル展 球団の震災復興への歩みも

時間: 2021-03-31 14:13 情報源:
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  楽天イーグルス新入団選手発表会見後、野村克也監督と固い握手を交わす田中選手の写真(左)など入団から日本一、メジャーでの活躍から日本球界復帰までを振り返る展示

 

  写真展「おかえり!田中将大選手記念パネル展」「がんばろう東北 震災復興へのあゆみ展」が現在、JR仙台駅直結の「JR仙台イーストゲートビル」(仙台市宮城野区榴岡11階「ダテリウム」で開かれている。

展示が行われているJR仙台イーストゲートビル1階「ダテリウム」

 

  田中将大選手が8季ぶりに日本球界に復帰するまでの軌跡と、震災復興へ向けた球団と東北のあゆみを写真で紹介する同展。楽天野球団(宮城野区宮城野2)が仙台ターミナルビル(青葉区中央1)の協力を得て企画した。

「(仙台ターミナルビルから)地域貢献や地域連携の場としてダテリウムを紹介いただき、球団としても東北の野球チームとして震災から10年目という節目のシーズンであることと、東北を熱く盛り上げた田中選手の復帰という2つのメッセージを発信する場として、活用させてほしいと協力をお願いした」と球団担当者。

 

 会場では、「新入団選手発表会見後に野村監督(当時)と」(2006126日)、「球団初のリーグ優勝を祝うビールかけで星野監督(当時)と」(2013926日)、「優勝パレードでは21万人以上の人が沿道に溢(あふ)れ杜(もり)の都は歓喜に包まれた」(20131124日)などをはじめ、田中選手の入団から日本一、メジャーでの活躍から日本球界復帰までと、震災復興に向けた球団の歩みを24枚の写真パネルで紹介。9選手が並ぶ等身大フォトスポットも用意する。

 

 担当者は「ファンの皆さまなら『あの時の写真か』と、当時の記憶や感じた思いがよみがえってくる写真を多く展示している。震災から10年の節目を迎える東北のチームとして、大切なシーズンを皆さまと思いを一つにして歩むきっかけの場になっていると思う」と話す。

 

 写真を眺めていた市内の40代女性は「東日本大震災から10年の節目となるシーズンにマー君が楽天に復帰し、ファンとしてとてもうれしい。2013年の喜びを今一度、東北に届けてほしい」と期待を寄せる。

 

 開催時間は10時~23時(最終日は21時まで)。入場無料。425日まで。(情報源:仙台経済新聞 3.29