プロブディフ市
(ブルガリア)
2011年11月11日
長春市とプロフディフ市が友好都市関係を締結
【市情紹介】
プロフディフ市(Пловдив,Plovdiv)はブルガリアの二番目の大都市で、プロヴディフ州の州庁所在地である。面積は101.981平方キロで、人口は約36.5万人(2012年)である。
プロフディフ市は昔から重要な軍事戦略要地であり、戦乱と地震災害によく見舞われ、都市は何度もの盛衰を経た。19世紀80年代以降、ここは中央ヨーロッパからアジアマイナーへの貿易通路における重要なノード都市となった。現在、ここはバルカン地域における重要な工業、商業、科学、文化、交通通信センター、有名な展示会都市である。ベオグラードからイスタンブールまでの国際鉄道新幹線がここを通す。
【資源と産業】
プロヴディフ市はブルガリアの中心に位置しており、良好なインフラ、大きな人口と発達の交通ネットワークを持っており、ブルガリアの最大の経済体の一つであり、製造業、商業、交通、通信、旅行業の面で伝統的な優位性を持っている。1990年代末以来、工業規模が拡大してきた。都市の近くには東欧最大の工業区の一つ—トラキア経済区が建っている。2014年の公式統計によると、プロヴディフ市のGDPはブルガリアの7.5 %を占めており、3.5万社以上の企業が28.5万人に就職の機会を提供する。近年、ITやアウトソーシングサービスが急速な成長を伸びている。
プロブディフ市はブルガリアの第二の大都市で経済、文化と交通の中心で、プロブディフ州の首府である。旧称はフィリッポポリスであった。マリツァ川の上流、ロドピ山の北側に位置する。人口は約35万。もとはトラキア人の村落であった。紀元前四世紀にマケドニア王国が軍事要塞を建設した。重なる戦乱と地震災害により都市は幾度も破壊と再建を繰り返した。一八八五年にブルガリアに帰属した。ベオグラードからイスタンブールに至る国際幹線がここを通るため、ブルガリア南部最大の交通と貿易の中心となった。第一次世界大戦後に工業が発達した。第二次世界大戦以後には食品加工、タバコ、紡績と革製工業がさらに発展し、さらに機械、電気、化学工業が発展した。産品は小型自動車、電動機、水力発電設備、木材加工機械、薬品、服装、皮革などを主とする。郊外では農業が発達している。市内では農業、医学、師範、食品などの多種の高等学校があり、さらに野菜、果物栽培、食品工業などの研究所と博物館、図書館、歌劇院などがある。古代の城郭や遺跡などがとても多い。
紀元前四世紀にかつてマケドニア王国の都市であったことがあり、十四世紀には重要な行政と軍事の中心となった。一八七八年露土戦争の後、東ルメリ自治州の首都となった。十九世紀八十年代にエディルネからイスタンブールの鉄道が完成後には、中欧から小アジアに通じる道沿いの重要な貿易の中心となった。都市の南部は富裕な農業区で、マリツァ川が都市を二つの部分に分け、主要な工業区は北岸にある。一九三三年より、プロブディフでは毎年の春と秋の二回、日用品と工業用品の国際博覧会を挙行している。市郊外の山丘には一五〇〇数年前の古代ローマの野外露天劇場があり、現在すでに修復され、半円柱形のギリシャ古典式建築で、舞台の高さは3.1メートル、3500の大理石の座席がある。