リーディングインダストリー

時間: 2019-01-08 16:30 情報源:
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  自動車産業 

  重要な指標 

  2010年までに、長春市の自動車工業の総生産額3000億元、年平均成長率18%を目指します。それに伴う税収の増加も狙います。固定資産投資は年平均成長率25%を目指します。 

  また、長春市の自動車生産能力は140万台を、その中でも一汽集団の長春での生産能力は120万台、地元メーカーの生産能力は20万台を目指します。 

  さらに、鉄道車両製造業の工業生産額は120億元、年平均成長率36%を目指し、それに伴う税収の増加も狙います。固定資産投資は今の2倍、8億元を目指します。 

  そして、農業機械設備製造業の生産額は20億元、年平均成長率20%を指標とし、それに伴う税収の増加も狙います。固定資産投資における総累計額は5億元を指標とします。 

  重要な任務 

  一汽集団の発展をサポートし、一汽集団の国内でのリーディングカンパニーの地位を確固たるものとします。 

  また、自動車産業開発区建設の歩みを速めるため、自動車産業の発展にかかる資源を集め、整理?再編し、密集型産業の効果を発揮します。 

  さらに、世界最高峰の自動車産業発展プラットフォームを構築し、総合的な実力において国内№1の自動車産業拠点を創り上げます。 

  そして、地元自動車工業の発展も大きく後押しし、特殊車両の生産能力8万台を目指します。 

  長期的目標 

  長春市をハイレベルな国家自動車研究開発?生産拠点、国家自動車?自動車部品輸出拠点、中国鉄道車両研究開発?生産拠点、国家農業設備研究開発?生産拠点へと成長させ、長春独特の風格のある国際自動車都市へと創り上げます。 

  農産品加工業 

  今後10年は、長春市の食品業は「5年で基礎を築き、10年で現代的食品都市へ」という飛躍的な発展を実現する重要な10年となります。以下の考え方を発展の全過程に共通するものとして、浸透させています。 

  ①市場を重要な指標とする。 

  ②経済利益を中心に考える。 

  ③食品都市の構築を目標とする。 

  ④人々の食生活の改善という点に着眼する。 

  ⑤「地球にやさしい発展」?「ブランド力の向上」?「科学技術の十分な利用」?「開放政策による発展」という四大戦略を実践する。 

  ⑥穀物加工?肉類加工?野菜加工?飲料製造?食品製造?乳製品加工などの食品界におけるリーディングインダストリーを育成する。 

  ⑦でんぷん?肉製品(豚?牛?鶏?ガチョウ)?豆制品?精製油?ビール?白酒?飲料?野菜?乳製品等の主要商品の発展を大きく後押しする。 

  ⑧食品工業の一次加工から高付加価値加工へ、従来の粗放管理から集約的管理へのモデルチェンジを推し進める。 

  ⑨伝統的製品の現代化?現代的食品の国際化?家庭料理の普及を実現する。 

  ⑩長春を現代的な地域性のある食品都市へと成長させる。 

  発展の要点 

  (1)穀物加工業 

  より高付加価値な加工、より多くの科学技術を含んだ加工を目指し、単一製品の製造から多元化製造へとその製造形態を変え、同じ材料で多くの製品を加工します。 

  (2)肉類加工業 

  商品構成は市場の需要供給にきめ細かく対応し、食用豚の生産については着実に、良質な食用羊?牛の生産についてはより迅速に、食用鳥の生産については重点的に発展させていきます。 

  (3)野菜加工業 

  公害?汚染などの無い、健康な野菜加工拠点の構築を速やかに進め、地元の旬野菜を原料に、先進的技術を用いてフリーズドライ製品などの生産を拡大し、保存食を多く製造し、産業のつながりを広げる。  

  (4)飲料製造業 

  良質でアルコール度数の低いビールや白酒の無駄のない生産や多様化を実施し、果汁飲料や豆乳、ミネラルウオーター、健康志向の新しい飲料製品などの発展も大きく力を入れます。 

  (5)食品製造業 

  健康志向、豊富な栄養、手軽という方向に発展します。健康的で汚染されておらず、公害の心配もない有機食品や栄養食品、滋養強壮食品、保健食品などの発展やファストフード、半加工食品、冷凍食品などの食品の発展にも力を入れます。 

  (6)乳製品製造業 

  牛乳や乳製品は十分に発展の見込みのある素晴らしい飲食品です。中国が草原牧畜から農業地区牧畜へと産業形態を変えるとともに、長春市の牧畜業は著しく発展しました。それに伴い、乳製品加工の発展の基礎も揃っています。 

  光エレクトロニクス及びIT産業 

  長春は中国における光エレクトロニクス技術の中心地です。関連技術の研究開発や人材育成の方面でも優れており、大規模産業化の方面では出遅れたものの、ここ数年の努力を経て、目まぐるしく発展し、長春独特の産業構造を構築いたしました。産業環境にも大きな変化があり、長春市の光エレクトロニクス及びIT産業の発展目標も明確に定められています。 

  ①市場や国家の需要に合った光エレクトロニクス技術研究開発拠点の建設 

  長春にある科学研究所や大学、専門学校、重点企業の科学技術研究開発力を利用し、国内の関連事業や利用可能な国外の研究開発資源なども活用し、ディスプレイ、発光体、レーザー、自動車用デバイス、光学機器、光材料、ソフトウェア、エンコーダ、製品製造設備などの光エレクトロニクス製品の方面に強い街として、自主開発した知的財産権を含む技術や製品の研究開発を行います。その中でも、ディスプレイ?白色LED?超高出力レーザー?オプトメカトロニクスデバイスなどの領域では世界をリードできる力を養います。また、研究開発活動に合わせて、専門性の高いプロジェクトセンターや基礎研究?応用研究機構、重点実験室を建設します。 

  ②自主的な開発研究と外部技術を上手く利用した光電子製品製造拠点の建設 

  市場の需要に基づき、光エレクトロニクス産業拠点では主に新型ディスプレイやその関連製品、光学機器、光材料、ソフトウェアなどの光エレクトロニクス関連商品を生産し、可及的速やかにフラットパネルディスプレイの産業のつながり(発光ダイオード?自動車用機器?精密機器?ソフトウェアなど5つの産業)を形成します。2010年までに、光エレクトロニクス及びIT産業の販売総額800億元を、また、年間生産額100億元のリーダーシップ企業数社の育成を目指します。 

  ③光エレクトロニクス技術?管理にかかる人材育成拠点の建設 

  中国科学院長春光学精密機器及び物理研究所や長春理工大学、吉林大学などにより、中国最大の光エレクトロニクスにかかる普通人材?高度人材の育成拠点を構築し、毎年1万人以上の卒業生を育成します。長春職業技術学院や長春光電職業学院などの関連職業技術学校は、全国最大規模の高度な技術者や労働者の育成拠点として、毎年1~2万人を光エレクトロニクス業界に輩出しています。 

  ④世界最高峰の光エレクトロニクス産業密集地区の建設 

  南郊外環状線の内側に、20?の光エレクトロニクス産業園区(その内10?は新しい大型プロジェクト)や5?の関連サービス区を建設します。南郊外環状線の外側には、約10?の光エレクトロニクス産業のコントロールエリアとして管理します。長春市及び光エレクトロニクス産業と密接に関連する区域には20?の光エレクトロニクス産業輻射区(経済影響享受区)を建設し、光エレクトロニクス産業園区をソフト面もハード面もそろった、光エレクトロニクス産業が発展するにふさわしい専門プラットフォームへと創り上げます。 

  ⑤地域性のある光エレクトロニクス産業貿易物流拠点の建設 

  光エレクトロニクス産業拠点の発展の要求に応じて、長江路パソコン関連科学技術商品開発区を光エレクトロニクス商務貿易区のリーダーシップ地域として中心に成長させます。また、光エレクトロニクス製品の物流を担う企業や物流園区を利用し、陸路?空路双方から製品を往来させます。さらに、光エレクトロニクス技術や製品の展示や情報交流、営業、販売などを内容とする展覧会を開き、発展環境を整えます。加えて、光エレクトロニクス製品の販売サービスを主に担う光エレクトロニクス情報サービスネットワークを整備し、製品流通を促します。最終的な目標としては、長春を光エレクトロニクス製品の集散地?国際的な光エレクトロニクス技術交流センターへと成長させます。 

  バイオ医薬産業 

  中国共産党長春市委員会と長春市政府の統率の下、長春市の医薬産業は5年連続で30%以上の目まぐるしい発展を成し遂げ、産業規模の拡大が続き、製品の品揃えの調整の効果が出ているといえます。また、企業の総合的な実力や刷新力も向上する一方で、医薬界の経済の運行状況は良好です。第11回五カ年計画の期間においては、それらを有効に活用して大きく発展いたしました。さらに、長春国家バイオインダストリー拠点や国家医薬輸出拠点が長春にできたことで、長春市のバイオ医薬産業の発展はより大きな進展を見せました。中国共産党長春市委員会は重点プロジェクト目標責任制を実行し、各プロジェクトのさらなる発展を後押ししています。 

  2010年までに長春市の医薬産業全体の発展目標は以下の通りです。 

  医薬工業 

  ①工業総生産額200億元 

  ②利潤20億元 

  ③工業付加価値額100億元 

  ④税引前利益24億元 

  ⑤医薬工業全体の経済とその効果にかかる予期的変動目標はそれぞれ年平均成長率30%?22%(国家全体の医薬工業全体の目標15%?10%よりも大幅に高い値) 

  医薬販売 

  ①売上収入(第10回五カ年計画と比べると年間平均成長率24%) 

  ②税引前利益(第10回五カ年計画と比べると年間平均成長率18%) 

  産業全体 

  ①固定資産投資30億元 

  ②市内外の資金引き込み20億元 

  ③生産額20億元以上、税引前利益5億元以上の企業1社 

  ④生産額10億元以上、税引前利益2億元以上の企業2社 

  ⑤生産額5億元以上、税引前利益1億元以上の企業10社 

  MICE・旅行業 

  重要な指標 

  2010年までにMICEにおいて、直接収入や関連業界の収入の年平均成長率約20%、固定資産投資の1年あたり1億元の増額を目指します。 

  重要な任務 

  毎年3~5つ展覧会プロジェクトの数量を増やし、国内外の有名ブランドの製品展覧会プロジェクトを5つ以上開催します。120項以上のMICE関連活動を毎年開催し、その内国際的なまたは全国的なものは25項以上、規模の大きい展覧会?展覧販売会については60項以上とします。また、それに伴い会場となる建物の建設や改善も行います。 

  長期的目標 

  施設の現代化、プロジェクトのブランド化、市場の規則整備、活動の国際化を通して、長春を世界的に影響力がある全国的MICE都市へと成長させます。 

  建築・材料製造業 

  1.材料製造業 

  重要な指標 

  2010年までに生産額120億元、年平均成長率18%、固定資産投資額7億元を目指します。 

  重要な任務 

  生産額1000万元以上の新しい壁材プロジェクト5つの構築、コンクリートの生産能力1500万t越え、販売収入1億元以上の材料製造業プロジェクト5つの構築、エンジニアリングプラスチックやナノ材料などの新しい材料およびその他の新型建築材料の迅速な発展を実現します。 

  長期的目標 

  長春市を中国の主要な新材料研究開発?生産拠点、東北最大のコンクリート生産拠点へと成長させます。 

  2.建築及び不動産産業 

  重要な指標 

  2010年までに、建築業において総生産額250億元(年平均成長率9%)、増加値115億元(年平均成長率7%)を、不動産業において年平均投資額70億元(累計350億元)、年間施工面積平均約600万㎡を目指します。 

  重要な任務 

  108項の不動産開発プロジェクトや未開発区改造プロジェクトを進め、都市化計画を完成させ、都市住民の居住水準の向上を図ります。 

  長期的目標 

  長春市の建築業及び不動産業を市のリーディングインダストリーへと成長させます。